ついに、あの料理漫画の金字塔『鉄鍋のジャン!』が2026年7月5日からTVアニメ放送開始となります!ファンとしては待望の一言ですし、あの尖りまくったジャンの中華バトルがどう映像化されるのか、今から楽しみで仕方がありません。

そこで今回は、アニメ化の熱量そのままに、作中でも屈指のインパクトを誇るあのメニューを再現してみました!挑戦したのは、「第2回全日本中華料理人選手権」の調味料対決でジャンが作った「ラー油炒飯」です。
作中のラー油炒飯は、見た目は真っ赤で激辛に見えるのに、実は香りと旨味が詰まっていて審査員が飲めるほどマイルドな特製ラー油が主役のメニューです。
シリーズの漫画は初代ジャン以外も全部持ってます。
お手軽簡易版でいくよ。
と、作中の仕様を紹介しておいてアレなんですが…… 原作通りのラー油を作ろうとすると、特別な唐辛子粉やら八角、シナモン、花椒、クローブといった数々のスパイスを揃える必要があり、こだわりが過ぎて一般人には再現のハードルが高すぎます。(正直、普段の料理で余らせちゃいますよね……)
※筆者は中学生の頃にこれを再現しようとして、子供のお小遣いにはつらい材料費を使ってしまったことがあります。(悔いはない)
とはいえ読者の皆さんにそんな覚悟を背負わせるわけにもいかないので、今回は、もっと手軽に作れる「ラクして、おいしい簡易版」のアイデアでいきます!
まず、ラー油のベースに使うのは、どこのスーパーでも手に入る「豆板醤」。
原作のような特殊な唐辛子粉を一般家庭で用意するのは大変ですが、豆板醤をベースに使うことで、唐辛子の辛味だけでなく、そら豆が発酵した「深いコクとうま味」をガツンと補うことができます。スパイスを何種類も買い揃えなくても、これ一本で一気に本格的な味の深みが出る、いわば「ずるい裏技」です。(赤さもよく出る)
そして、合わせる炒飯の具材についても、家庭で最高に美味しく食べられるように僕が厳選したラインナップで仕上げました。(具材のこだわりについては、この後のレシピパートで詳しく語ります!)
それでは、アニメ第1話の放送を前に、一足先にあの「中華の覇王」の味を自宅で楽しむための作り方を紹介します!
ラー油づくり
まずは肝心のラー油作りから。以前の記事でも紹介した、我が家の定番の方法で作っていきます。
材料
- 米油:50ml
- 豆板醤:大さじ1
- 酒:大さじ1
- 少し大きめの金属ボウルや丼
※油を注いだ際にジュワッと泡立つため、小さい器を使うと油が溢れて大惨事になります。必ず余裕のある大きさの耐熱容器を用意してください。
作り方
- 器の準備をする ボウル(または丼)に、豆板醤大さじ1と酒大さじ1を先に入れておきます。
- 油を熱する 小さめのフライパン(または小鍋)に米油50mlを入れ、火にかけます。油から煙がうっすら上がってくるまでしっかり熱してください。
※油を熱している間は、火事の原因になるため絶対にその場を離れないでください。 - 熱した油を注ぐ 熱々の油を、先ほどのボウルへ「そぉっと」注ぎ入れます。一気に入れると激しく跳ねて危険なので注意してください。
- 混ぜて完成! ジュワジュワという音が落ち着いたら、全体をよく混ぜて完成です。
冷めてくると上澄みは綺麗なルビー色に仕上がります。
底に残った豆板醤にも旨味が凝縮されているのでそのまま炒飯に使えますが、気になる方はお好みで漉(こ)してください。

炒飯づくり
実は、これまでこのブログでは「炒飯の作り方」についてあまり深く言及してきませんでした。
というのも、炒飯って料理人から自炊派まで、人それぞれこだわりが強すぎる世界じゃないですか。
だいたいの男性はそうかと思うんですが、僕も自分で一から練習し始めた最初の料理ですし。
「卵は先か後か」「パラパラか、しっとりか」「ネギを入れるタイミングは」……なんて語り出すと、あちこちからこだわり派のツッコミが飛んできそうで。(戦争はよくないけど、それくらいブログ読んでくれる人いたら嬉しいです)
なので、今回は「これが正解!」なんて大層なことは言いません。
ここからは原作の構成を一部踏襲しつつ、オリジナルの具材で勝負します。
あくまで、今回の主役である「簡易版・飲めるラー油」に一番合うものは何かを僕なりにイチから考え、試行錯誤の末に「これしかねぇ!」と辿り着いた組み合わせです。
実際に合わせてみたら、想像の18倍おいしかったです。
今回はそんな、僕が厳選したラインナップということで、生温かく見守っていただければ幸いです。
それでは、この特製ラー油を最高に引き立てる炒飯の作り方に入っていきます!
材料
温かいご飯・・・1合
※家庭用キッチンは特に温かいご飯のほうがほぐれやすくて料理しやすいです。炊きたての場合はボウルなどに入れて少し冷まして、冷やご飯はあらかじめレンジで温めておいてください。
卵・・・2個
ツナ缶・・・1缶
ちくわ・・・2本
レタス・・・半玉分(お好み)
刻んだたくあん・・・お好み量
※原作の材料であるレタスを活かしつつ、手に入りにくい大根のしょうゆ漬けの代わりに「たくあん」で代用して食感を出しています。また、個人的にツナ缶もちくわの海鮮っぽさが、この豆板醤ラー油に完璧に合います。
【調味料】
味の素・・・小さじ1
創味シャンタン・・・小さじ2
酒・・・小さじ2
しょうゆ・・・小さじ2
こしょう・・・小さじ1
※味付け濃く見えますがラー油が多い分、濃くしないと味がぼやけやすいです。
作り方
①下準備
レタスは洗ってざく切りに(手でちぎってもOK)。 ちくわやたくあんは2mm角くらいのサイコロ状に切りましょう。 卵は軽く溶いて常温にしておきます。※卵が冷たすぎるとフライパンの温度が下がって炒飯がうまくいかない原因になります。 調味料は順番に入れてもいいですが、手際に自信がない人はあらかじめ混ぜておきましょう。
②ツナ缶を炒める
何も引いていないフライパンに、ツナ缶を「油ごと」入れて炒っていきます。 ツナがポロポロとバラけてきたら、一度お皿などに取り分けておきましょう。
③一気に炒めていく
ここからはスピード勝負。準備した材料をすぐ投入できるように手元に配置しておいてください。
フライパンに、先ほど作った特製ラー油を入れて強火で熱していきます。 「油の量、多くない?」と心配になるかもしれませんが大丈夫。自分で食べて検証済みです。
油が十分に温まったら卵を入れて軽くかき混ぜ、油を吸わせます。

※ラー油と卵が合わさって真っ赤になりますが、心配せずに勇気を出してください。
数秒かき混ぜて卵が油を吸って膨らんできたら、すぐにご飯を投入します。 卵をご飯によく絡め、卵に少し火が通ったらご飯をほぐしていきます。
※フライパンを振るのが苦手な人は、ここで火を中火くらいに落とし、ヘラと菜箸の「二刀流」でほぐすのがおすすめですよ。
ご飯がしっかりほぐれたら、レタス以外の具材(炒めたツナ、ちくわ、たくあん)を入れて手際よく混ぜ合わせます。
全体が混ざったら、フライパンの真ん中に穴を空け、そこに調味料(あらかじめ混ぜておいたもの)を流し込みます。少しフツフツと沸いたら、手早く全体を炒め合わせましょう。

※全体がケチャップライスのような色合いになればOKです。
ここで一度味見をして、薄ければ塩を少し足して味を調えます。 最後にレタスを投入。手早く混ぜながら、レタスがシャキ感を残しつつ、しんなりすれば完成です!
見た目は真っ赤ですが激辛ではなく、ほんのり海鮮の旨味とコクが香る、絶品のラー油炒飯に仕上がります。
ぜひ試してみてください!

※写真が下手で赤さが伝わりづらい・・・。
まとめ
今回は『鉄鍋のジャン!』の「飲めるラー油炒飯」を、家庭用にアレンジして作ってみました。
原作通りにスパイスを揃えて作ろうとすると大変ですが、今回の「豆板醤で作る特製ラー油」と「ツナ・ちくわの旨味」の組み合わせなら、身近な材料だけであの味の輪郭を再現できます。
「こだわり少々」で、「ラクして、おいしく」作れるこのラー油炒飯。
2026年7月5日から始まるTVアニメの放送を楽しみに待ちつつ、ぜひ皆さんも一足先に自宅のキッチンで「中華の覇王」の味を堪能してみてください!
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