【レシピ】昭和のナポリタン最新版(?)

ナポリタン完成図 パスタ

ナポリタンって、どこか懐かしくてホッとする味ですよね。
焦げ目を付ける、太めの麺を使う、茹でたあと油をまぶして翌日使う……など、昔ながらの作り方には様々な“通説”があります。これは味のためというより、当時の材料事情や保存環境の工夫だったりします。

ただ、昭和のレシピをそのまま現代に持ち込むと「うーん?」と感じる部分も多く、ちょっと冷めただけでパサつきやすいなど、実は扱いの難しい料理だったりもします。

そんなナポリタンを、いろんな角度から見直しました。
プロのシェフの意見も聞きつつ、「いやそれは違うでしょ」とツッコミを入れながら十数年試作を重ね、ようやくたどり着いたのがこの“懐かしくて新しい”進化系ナポリタンです。

具材はしっかり香ばしく炒め、パスタはモチモチのまま冷めても美味しい。
トマトペーストを加えることで甘さを引き締めつつ、コクと“ナポリタンらしい赤さ”もアップ。
昭和の喫茶店感を残しつつ、味わいと仕上がりの完成度はワンランク上。
そんな一皿、ぜひお試しください。

材料(1人前)

  • スパゲティ1.6㎜:100g
  • 玉ねぎ:1/4個
  • にんじん:1/4本
  • ピーマン:1個
  • ウインナー:2本(芳醇が好き)
  • 粉チーズ、タバスコ:お好みで
  • バター:10g
  • 米油:適量(サラダ油でもオリーブオイルでも可)
  • 白コショウ:少々

A(下味用)
マヨネーズ:小さじ1
酢:小さじ1

B(ソース)
トマトケチャップ:大さじ3
ウスターソース:大さじ1
しょうゆ:小さじ1
トマトペースト:小さじ2

作り方

  1. スパゲティは表記時間通りに茹でてザルに上げ、水洗いして水をしっかり切る。
    調味料A(マヨ&酢)を絡め、時間があれば冷蔵庫で30分以上寝かせると、ソースの絡みもよくなり、冷めてもパサつかない。
  2. 玉ねぎとピーマンは1.5~2cm幅、にんじんはやや太めの細切り(2〜3mm)。
    ウインナーは1本を5等分くらいの斜めスライス。
  3. ピーマンをフライパンで中火にし、皮目からから焼きに。
    焦げ目がついたら塩ひとつまみ+米油を小さじ1を絡めてバットに避けておく。
  4. 同じフライパンでにんじん・玉ねぎ・ウインナーをから焼きにし、同様に焦げ目がついたら塩ひとつまみ+米油を絡める。
  5. 具材を端に寄せ、空いたところで調味料Bを投入。
    軽く焦がすように煮詰め、水分が半分になったら具材全体に絡める。
  6. 準備しておいたパスタとピーマンを戻し、バター・白コショウも加えてしっかり炒め合わせる。
  7. お皿に盛り付けて完成。お好みで粉チーズやタバスコをどうぞ。

ワンポイント・こだわり

まずパスタを洗うのはイタリアンでは御法度ですが、ナポリタンは日本で生まれた日本洋食。
やってみるとわかるのですが、これじゃないって感じのナポリタンになります。

ケチャップの甘さをトマトペーストがキュッと引き締めてくれるから、味がくどくならない。
さらに、赤みも濃くなるので見た目も本格派ナポリタンに近づきます。

パスタのマヨネーズはパサつきを押さえ、あえて麺はしっかり炒めない事でもちもちを担当。
香ばしさや食感はよく炒めたウインナーと野菜にしてもらいます。

まとめ

「懐かしいのに新しい」進化型ナポリタン。
ここにたどり着くまで10年はかかっていますが、また更に進化レシピがでたらブログに上げたいと思います。
2025年時点、僕の考えた最強のナポリタンです。

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