食材は冷凍して長持ちさせられますが、実はすべてが冷凍向きではありません。
冷凍によって水分や食感が変化し、美味しさが損なわれやすいものもあります。
ここでは、冷凍で味が落ちやすい食材と、その保存の工夫を紹介します。
冷凍で味が落ちやすい食材
- じゃがいも
水分が多く、冷凍するとスカスカの食感に。煮物のじゃがいもは特にNG。
→ 冷凍する場合はマッシュポテトにしてから。 - きゅうり・レタスなどの葉物生野菜
細胞壁が壊れ、水分が抜けてシャキシャキ感が失われます。
→ 冷凍前に塩もみして水分を抜くとマシ。 - 豆腐
スポンジ状になり、食感が大きく変わります。つまり高野豆腐になります。
→ 冷凍してから解凍すれば高野豆腐風にアレンジ可能。 - こんにゃく
凍らせると水分が抜け、ボソボソになります。
→ 煮物に使う場合はあえて冷凍して食感変化を利用するのもあり。
冷凍におすすめな食材
- キノコ類
冷凍に優秀。多少風味が落ちるが、切ってから袋などで保存すると冷凍のまま調理に使える。 - ネギ、ニラ、油揚げ
同じく切って水分をしっかりとってから冷凍するとパラパラになってそのまま使える。
食感は生よりやや劣る。 - トマト缶
缶を開けたら余って困る代表。保存袋で薄くして凍らせれば使いたい分だけ割って使える。 - しょうが
すりおろして薄く凍らせ、半分ほど凍ったら適当なサイズに割っておけばとても便利につかえる。 - にんにく
皮をむいたらそのまま冷凍できる、しょうがとおなじようにペーストにしてもOK。(多少変色する)
美味しく保存するコツ
- 小分け冷凍:必要な分だけ取り出せるようにすることで再冷凍を防ぐ
- 急速冷凍:金属トレイに乗せて冷凍庫に入れると氷結晶が小さくなり食感保持に有効
- ラップ+密閉袋:空気をしっかり遮断して酸化と乾燥を防ぐ
- 味付け冷凍:下味をつけてから冷凍すると解凍後すぐ調理でき、味もなじむ
まとめ
冷凍保存は便利ですが、食材によっては工夫が必要です。
苦手な食材も、調理方法や下ごしらえを変えるだけで、美味しく長持ちさせることができます。
コメント