タイトルが意味不明なのでちゃんと説明します。
「リュウキュウ」と呼ばれる大分県の郷土料理があります。
琉球(りゅうきゅう)なんだから沖縄県の間違いでは?ついに頭おかしくなったか?と思う人もいるかもしれませんが紛れもなく大分県の郷土料理で、僕の頭は正常(のハズ)です。
「新鮮なお魚をしょう油、みりん、ごま、生姜でつくるタレと和えていただく料理」ということで一種の保存食として食べられていたと思われます。
名前については諸説ありますが、大分県の漁師が沖縄(琉球)の漁師に作り方を教わり、地元に持ち帰ったことから「りゅうきゅう」と呼ばれるようになった説と、ごま和えにする料理全般を「利休和え(りきゅうあえ)」と呼ぶことからの派生の名前だという説があります。
個人的には沖縄の郷土料理でごま和えってあまり見ないので後者が有力だと思うのですがどうなんでしょう。
今回はメバチマグロとイラブチャー(ブダイ)で作りました。
「こんなのリュウキュウじゃねーよ!」って大分の人が居たら怖いので、タイトル回収させてもらうと
「だから”リュウキュウの沖縄風”」です。(余計ややこしくなった)
この料理の使いどころ
さておき、お刺身がたくさんあるときや、食べきれないくらい頂いたときなんかにタッパーに作り置きしておいてご飯にのせると最高です。
お刺身はアジが定番なのですが、沖縄では真アジが捕れず、新鮮なものが手に入りにくいのでマグロやサーモン、白身、青魚なら何でも合います。
材料(だいたい2人前)
- お好きなお刺身2~300g(何種類か混ざってると楽しい)
- 卵黄 2個
- 刻みのり 適量
- 白ごま 大さじ2
- 薬味(大葉、万能ねぎ、白ネギ、みょうが、お好みでなんでも)
A(タレ)
- 醤油 大さじ4
- みりん 大さじ1
- 砂糖 小さじ1~3(お好みで調整)
- おろし生姜 小さじ2
- ごま油 小さじ1/2
※甘みは砂糖で調整するのが簡単です。僕は甘口が好きなので小さじ3くらい入れます。
作り方
① 白ごまを炒る
フライパンで白ごまを弱火と中火の間で炒り香りを立たせて、半分はそのまま冷まし、のこり半分を包丁で刻む。
(炒るのはめんどくさいけどこれだけやっとけばクオリティが跳ね上がります。すり鉢やフードプロセッサーなどを使ってもいいですがそんなにたくさんじゃないのでまな板と包丁で適当にやりましょう。)
② 刺身を和える
Aをボウルで混ぜ合わせ、先ほど炒った切りごまを加えて、ごま醤油を作り、
用意してあったお刺身を和えて冷蔵庫で冷やす。
(せめて10分は冷やしたい。長い分には1日くらい全然だいじょうぶ)
③ 薬味を準備する
薬味類はお好みに刻んだらまとめてザルに入れた後に水の中で混ぜ合わせると均等に混ざりやすいです。
水にさらしてシャキッとさせ水を切り、冷蔵庫で冷やしておく。
⑤ 盛り付け
お皿に盛り付け、卵黄、刻み海苔、薬味をトッピングして完成。
とにかくご飯に合うので、ご飯にのせて丼にしたり、お茶漬けにしてもよし。
まとめ
刺身をごま醤油で和えるだけのシンプルな料理ですが、香ばしいごま、甘めのタレ、薬味の組み合わせで驚くほどご飯に合います。作り置きもできて、丼にもお茶漬けにも使える万能レシピです。アジが定番ですが、手に入りやすい刺身で気軽に作れます。


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