ほどよく火を通したナスは綺麗な緑色になります。
これを生かした伝統的な夏の和食「翡翠なす」。
きれいな色、しっとり柔らかい食感、しみしみの出汁、名前もかっこいい。
薬味をたっぷりのせれば、お店のような一品になります。
作り方はシンプルで、コツは「素揚げ→氷水→皮をむいて漬け込む」だけ。
ちょっと面倒そうに見えて、実際はやること少なくてラク。
2~3人前くらい、ナス6本を一気に仕込んで冷蔵庫へ。ひと晩漬ければより美味しい。
材料(2〜3人前)
- ナス:6本(小ぶりのものがおすすめ)
- サラダ油:適量(素揚げ用)
薬味(お好みで)
- 花かつお
- 青ねぎ
- みょうが:2個
- 大葉:5枚
- おろし生姜:適量
A:漬け汁
- だし:400cc(お好みの和風だし、もちろん顆粒だしでもOKです。)
- 薄口醤油:大さじ2
- みりん:大さじ2
- 塩:小さじ1/2
- 砂糖:小さじ1
※こいくち醤油を使う場合は色が濃くなるので、量を控えめにして、そのぶん塩で調整すると◎。
作り方
1.漬け汁をつくる
Aの材料をすべて鍋に入れてひと煮立ちさせ、火を止めて冷ましておく。
常温まで下がったらOK。
2. ナスを下処理する
ナスはガクを落とし、皮に縦方向の切れ目を3~4か所入れる。
切れ目を入れることで油の通りが良くなり、あとで皮もむきやすくなる。
表面の水分はしっかり拭いておくこと。
3.ナスを素揚げして冷やす
フライパンに深さ2cmくらいの油を入れ、170℃でナスを素揚げする。
途中で向きを変えながら、全体をじっくり揚げる。
一番太いところを箸でつまんで、やわらかくなっていればOK。
揚がったらすぐに氷水に落とし、皮の切れ目から丁寧に皮をむく。
キッチンペーパーでしっかり水気を取っておく。
4. 漬けて冷やす
ナスを漬け汁に入れて、冷蔵庫で1時間以上置く。
しっかり味が染みて、冷たくなるまで我慢。
5. 盛りつけて薬味をのせる
ナス1本をそのまま器に盛って豪快に、
または食べやすく切って小鉢に分けてもよし。
花かつお・ねぎ・みょうが・大葉・生姜などをたっぷりのせて完成!
まとめ|冷やす時間がごちそうになる
翡翠なすは、作る工程より「冷やす時間」が一番のごちそう。
前日に仕込んでおくと、暑い日でもパッと出せて助かります。
見た目も美しく、酒の肴にもぴったりな一品。
たくさん作って、夏の冷蔵庫に常備しておきたいおかずです。
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